リズム隊(曲作りに対して)

新曲作りに対して俺は案外細かい。
俺は新曲が出来たからといって
すぐにライブでお披露目は
したくないのだ。
バンドによってはライブをしながら
アレンジなど煮詰めていく方法も
あるのだが、ウチらはそうではない。
たしかにライブで閃いたり、
あーやってもカッケ―なぁというのはあるが
それは、ある程度仕上げてからの話だ。
キッツアンの曲はデモの段階で曲としてできているのだが、
いざ合わせてみるとただ演奏しているだけで締まりがない。
やっぱり演奏しているのは人間なので
俺やキッツアンの弾き癖やマーシーのドラムのノリ。
アレンジで、この3人の個性や味がうまいこと嚙みあった時
グルーヴ感がでてくる。
もし、中途半端な段階でライブをしたら それで形が固まってしまい
逆にアレンジの幅が狭くなる。
で、アレンジが進んだあとは今度はリズム隊の細かい部分練習。
キメのとこなんかは特に。
この時はホントにキッツアンをほったらかしにさせてしまうので、
その時はなるべくマーシーと2人でスタジオにこもる。
リズム隊はホントに納得いくまでやらないと
気持ち悪くてノリづらいし弾きづらい。
妥協なんて絶対できない。
俺とマーシーはリズム隊の付き合いがかなり長いからか、
俺が普通に演奏していても調子が悪いと
「ノリが悪いし、なんかみんな合ってない」とバレてしまう。
それは俺も同じ感覚なのだ。
昔、キッツアンから「どこがどう悪いのかよくわからん」と言われてたけど
今はそれがグルーヴに関係してくるというのが
少しはわかってくれていると思います。たぶん・・・(笑)
ホント昔はたいしたアレンジもせずに
「自分が良ければそれでよし!」といった感じやったので
下手くそなうえボロボロやったですね。
スタジオでは俺が進行役ですがアレンジ面のうえでは
俺のワンマンにならずにキッツアンやマーシーからも
どんどん意見を言ってくれて
それで「鬼ごろし」の曲が成り立ってます。
「ベースフレーズが歌の邪魔になってない?」といっても
キッツアンが納得したフレーズなら
キッツアンの方から歌い回しを変えてくれる。
そういったのをすべて合わせて周りの方々から
いい評価をいただけているんやと思います。
まぁ他のバンドさん達からすると1曲仕上げるのに
かなり時間かかるなぁと思われるでしょうが。
マイペースな俺たちやから、それでもえんかな(笑)