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絶望ベニー(酒蔵限定ナンバー)

あざ~~~ッス!

BassのOBです!

『鬼ごろし』ナンバーを

紹介するコーナーです。

今日、紹介する

酒蔵限定ナンバーは

「絶望ベニー」です。

この曲は【酒蔵 5】でしか

演奏してませんが、なんせ

アレンジにかなり悩みました。

もともと「絶望ベニー」ができた経緯は「紅の花の女」を

リメイクするのにデモを作った時、キッツアンがその他にも遊びで

3パターン作っていてそのうちの1曲なんです。

でも遊びで作ったわりにはかなり格好よかったので

ライブでやろうということになったんよね。

ちなみに、この曲のタイトルは『マキシマムザホルモン』の

「絶望ビリー」からモジッてます(笑)

やけど「絶望ベニー」はかなり難しです。

ただでさえアップテンポなのに恐ろしく曲が転調します。

おまけに恐ろしくメロが多い。

前に話した「御令嬢」よりメロが多いです。

パターンとしては

Aメロ、Bメロ、サビ、Dメロ、Eメロ、語り(セリフ)、

Fメロ、Gメロまであります(笑)

下手したらもう1パート増える予定でした。

それもラップ。

これはさすがに断念しましたが、Eメロでは「2 JUNKIES」以来の

キッツアンのデスボイスがあったり、間奏あけには

セリフまであるという。

これ、ほとんどのメロで曲が転調してます。

こんだけいろんな事をしているのに3分30秒くらいしか

ないんよね。

やっている側からしたら長く感じるけど、それだけテンポが

速いんです。

そして歌詞の方は、何をやっても報われない憐れな男の話です。

歌詞を見ると悲惨としか言いようがないくらい絶望です。

仕事で奴隷のように扱き使われて、女にもフラレ、

ギャンブルにも勝てない負の連鎖。

不吉な手紙にチェーンメール、止まないトラブル。

おまけにカードをスキミングされ、架空の請求。

ついには闇金に手を出してヤクザからの脅迫。

そして暗いトンネルを抜けると光が射すのかと思いきや

奈落の底だったと…

オレオレと言われて振り込まされて

オラオラと言われて希望は絶望…

最後に締めくくる歌詞には

「策を労せども追い込まれる定め、何をどうせども最悪の裏目」

とことんハッピーエンドにはならない悲劇の男の物語です。